近視進行抑制治療

お子さまの近視進行を防ぐために
― 近視進行抑制治療のご案内 ―

なぜ近視は進むの?

■小学生〜中学生は特に近視が進みやすい時期です。
近視は眼球が前後に伸びて、ピントが網膜に合わずにモノや字がぼやけて見える状態です。また、眼球の伸びは身体の成長と関連しており、低年齢の頃に速く伸びる可能性があります。
 
■長時間のスマホやゲーム、読書などで目が酷使され、屋外での活動が少ないと進行しやすくなります。

小児の近視の(人口)割合は増加しており、小学生の約4割、高校生の約7割が裸眼視力1.0未満と報告されております。その背景には、外遊び時間の減少や、近くを見る作業が増えたことなどライフスタイルの変化が原因と考えられています。
 
■強い近視になると、大人になってから目の病気(網膜剥離・緑内障など)のリスクが高まります。
近視進行抑制治療の目的は、小児期にできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることです。

近視進行をおさえる方法

①低濃度アトロピン点眼治療(リジュセア®ミニ点眼液0.025%)

・毎晩寝る前に1滴さすだけ
・近視の進行を半分ほどに抑える効果があるといわれています

■治療対象

6歳以上で軽度または中程度の近視の方

このような方におすすめ
ご両親が近視である
勉強をよくする
携帯型ゲームを一日1時間以上する
タブレット端末をよく使用する
屋外で遊ぶことが少ない
あと少し視力が下がると眼鏡が必要と言われている
ご両親が眼鏡やコンタクトを子供にさせたくない

治療の流れ・費用

  • STEP 1 : 初回

    【費用】

    • 診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(4,380円/30本)
    • 検査項目

      • 視力・屈折検査(初回は瞳孔を開く目薬を使用します)、眼軸長
  • STEP 2 : 2回目(初回から1ヶ月後)

    【費用】

      • 診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(8,760円/60本)

        • 検査項目

          • 視力・屈折検査、眼軸長
  • STEP 3 : 3回目以降(初回から3ヶ月後、以降3ヶ月おき)

    【費用】
    診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(13,140円/90本)
    【検査項目】
    視力・屈折検査、眼軸長

※価格はすべて税込価格になります。
※リジュセア®ミニの検査と同日に眼鏡合わせをご希望の場合は、上記費用+350円(税込)で可能です。

※保険診療範囲内で眼鏡合わせをご希望の場合は、混合診療予防の観点から別日での予約となります。

  

② オルソケラトロジー

夜寝る時に特殊な形のレンズをつけて角膜の形を変え、日中はメガネやコンタクトなしで過ごす、手術をしない近視矯正法です。

 

■治療対象

6歳以上の軽度〜中等度の近視の方(※角膜の形状や状態により適応外となる場合があります)

このような方におすすめ
日中、メガネやコンタクトレンズをつけずに過ごしたい
水泳やサッカーなど、スポーツや習い事をアクティブに楽しみたい
近視の進行をできるだけ抑えたい
低年齢でコンタクトレンズの自己管理や日中の装着が難しい
眼鏡をつけることに抵抗・恥ずかしさがある
毎晩のレンズ装着やケアをご家庭でサポートできる

 

治療の流れ・費用

  • STEP 1 : 適応検査・お試し装用

    オルソケラトロジーが適しているか確認する精密検査を行い、院内でのテスト装用や1週間程度のご自宅でのお試し装用を実施します。

    【費用】

    • ・ 適応検査料 : 15,000円(初回ケア用品代込み)
    • ・ お試し装用レンズ保証金 : 両眼30,000円(片眼15,000円)
       ※本治療へ移行しない場合は、レンズ返却時に保証金を返金します
  • STEP 2 : 本治療開始

    お試しで効果や安全性に問題がなければ、オーダーメイドで本人専用レンズを発注し治療を開始します。

    【費用】

      • ・ 初月レンズレンタル代 : 両眼 11,000円 (片眼6,600円)

        ・ 初回ケア用品代 : スタートセット4,000orリピートセット9,000

  • STEP 3 : 定期検査(1年目の2週間後・1ヶ月後・以降3ヶ月おき)

    角膜の状態、視力矯正効果、レンズの傷や汚れをチェックします。

    【費用】
    診察・検査費用は無料。定額制の月額レンズレンタル代(両眼11,000円(片眼6,600円)に含まれます。
    【検査項目】
    視力・屈折検査、角膜形状解析、前眼部診察

※すべて自由診療(保険外診療)となり、価格は税込価格です。

  

③ 近視進行抑制眼鏡(ミヨスマート・ステレスト)のご案内

見やすさを保ちながら、近視の進行原因となる「眼軸長(目の奥行き)の伸び」を抑制する特殊な設計が施された小児用メガネレンズを日常的に着用していただく治療方法です。手術やコンタクトレンズの装用が不要で、通常のメガネと同じ感覚でご使用いただけます。

  • MIYOSMART®(ミヨスマート)HOYA株式会社
    DIMSテクノロジーにより中央部で視力を矯正し、周辺部で進行抑制シグナルを形成)
  • Stellest®(ステレスト):株式会社ニコン・エシロール
    A.L.T.テクノロジーにより多数の微小レンズが光のシグナルを形成し進行を抑制)
     
■治療対象

 対象年齢

 6歳〜学童期の軽度〜中等度近視のお子さま

こんなお子さまにおすすめ
 パソコン・タブレット学習やゲームなど、日常的に近くを見る作業が多い
 ご両親が近視である
 オルソケラトロジーや点眼治療以外の方法で近視対策を行いたい
 早めの対策で将来の目の健康を守りたい

【ご理解いただきたいこと】

本治療は近視の進行を抑えることを目的としており、進行を完全に止めるものではありません。

裸眼視力を回復させるものではありません。

治療の流れ・費用

    • STEP 1 :通常の診療(保険診療)

      まずは通常の診療をお受けいただきます。治療をご希望の場合は適応検査(別日)の予約をお取りします。


      ▼ 以降、自由診療 ▼
    • STEP 2 :適応検査・眼鏡処方

      【費用】

      • 4,000円
        【検査項目】
        眼鏡あわせ、視力・屈折検査(初回は瞳孔を開く目薬を使用)、眼軸長測定
      • ⇒眼鏡処方箋を持参の上、近隣の取り扱い眼鏡店にて眼鏡を作成していただきます。
    • STEP 3 : 1ヶ月後検査

      【費用】

        • 3,300円

          • 【検査項目】
            視力・屈折検査、眼軸長測定
    • STEP 4 : 3ヶ月後検査

      【費用】
      3,300円
      【検査項目】
      視力・屈折検査、眼軸長測定

    • STEP 5 : 定期検査(前回から3ヶ月毎)

      【費用】

        • 3,300円

          • 【検査項目】
            視力・屈折検査、眼軸長測定

● リジュセア®ミニ点眼治療を受けられている患者様へ

当院でリジュセアミニ®を用いた治療を受けられている方は、リジュセアミニ®の検査費用のみでメガネ治療の定期検査も併せて受診いただけます(追加の検査費用はかかりません)。

● 眼鏡の度数調整(作り直し)について

近視の進行に合わせて眼鏡の作り直しが必要になる場合があります。使用するレンズや眼鏡店によって保証内容が異なりますので、作り直しの際に追加費用がかかる可能性についてはあらかじめご了承ください。

 

※保険診療範囲内の検査だけでは近視進行抑制効果が十分に判定できないため、適応検査および治療開始後の定期検査は自由診療(公的医療保険の対象外)となります。