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広畑健康ノート

白内障ってなに?~実際の見え方と手術治療について~

今回は三栄会広畑病院 眼科 三好政輝 医師に「白内障」についてお話しいただきました。
白内障の症状や実際の見え方、治療方法について分かりやすくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!  

※動画には音楽・音声が入っております。再生場所や音量にお気をつけください。Wi-Fi環境での閲覧を推奨します。

動画の内容を書き起こしたものを下記に記載しています。

白内障とはどのような病気なのか

白内障とは年齢により誰もがかかる疾患であり、まぶしさや霞んで見えるといった症状が出てきます。

50代:40~50%60代:70~80%70代:80~90%80歳以上:ほぼ100%が発症しています。
年齢が上がるにつれて発症率が高まるのは、加齢に起因する「老人性白内障」が発症原因のおよそ90%を占めているためです。

白内障になるとどのように見えるのか

・人や物がかすんで見える
・日ざしや蛍光灯の光、対向車のライトなどがまぶしく感じる
・視界がぼやけたり、2重・3重に見えたりする

等があります。

ゆっくりと症状が進行するため自覚できない方が多いですが、眼鏡をかけても視力が出ないなどでメガネ屋さんで気づいて受診される方が多いです。

白内障の治療について

白内障の濁りは、薬で取ることはできません。
白内障の症状を改善するには手術が唯一の治療法です。

濁った水晶体を取り出し、代わりに人工レンズを入れます。通常は2-3ミリの傷口から手術を行います。
ほとんど痛みはなく10-20分の間に終了します。ツカザキ病院では日帰り手術、入院手術のいずれも行っております。

白内障手術について(ツカザキ病院HPへ)

手術技術の進歩

白内障手術は、手術技術手術機械眼内レンズの3つが互いに影響しつつ進歩してきました。
白内障手術が洗練されたものになり安全性・再現性が高まるにつれて、術後の見え方が今まで以上に重視されるようになってきました。

付加価値レンズは20年以上前から開発されていて、着色レンズ(自然な見え方、網膜の保護目的)非球面レンズ(よりクリアに見える)乱視用レンズ(乱視を矯正できる)多焦点レンズ(遠近両方にピントが合う)などが主なところです。
このうち、現在一般的に高付加価値レンズと言われるのは、乱視用レンズと多焦点レンズです。

多焦点レンズのメリット・デメリット

通常の単焦点レンズで遠くが見やすいように度数を合わせると手元を見る時は老眼鏡が必要になりますし、手元が見やすいように合わせると遠くを見る時に近視用の眼鏡が必要になります。

多焦点レンズはほとんどの場合で非常に満足度の高いレンズですが、夜間に光がにじんで見えたり、見え方の鮮明さがやや落ちるなど、必ずしも全ての点で通常のレンズより優れているわけではありません。

手術後の注意点

手術後の感染症を防ぐために、術後1週間の保護メガネを装着していただききます。
その間、洗顔・洗髪は基本的に禁止ですが、蒸しタオルで顔を拭いたり美容院などで眼に水が掛からないように洗髪したりしてもらうのは大丈夫です。
運転や軽作業などは術後2・3日目の診察で視力や傷口に異常がなければ可能です。

さいごに

白内障は誰しも起こりうる疾患です。症状が進行すると手術が難しくなる場合があります。
少しでも見えにくさを自覚されましたら、お早めに近くのかかりつけ医に受診していただくようにお願いします。

まとめ

  • 80歳以上の方はほぼ100%が発症する
  • 治療には手術が唯一の治療方法
  • 多焦点レンズは遠近両方ピントが合うが、夜間の光がにじんだり鮮明さが落ちるといったデメリットもある

三栄会広畑病院の眼科診療について

三栄会広畑病院では月~土曜日の朝9時から夜8時まで診療受付しております。
詳細は下記よりご覧ください。

眼科ページ(三栄会広畑病院/診療科・部門)

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